外国免許から国内免許への切替え

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1 国内免許に切り替えができる要件

  次の要件が満たされている人は、運転免許試験場または東三河運転免許センターで日本の免許証への切替えができます。

 (1) 正規に発行され、有効な外国免許を所有していること。

 (2) 外国免許取得後、その国に通算して3か月以上滞在していたこと。

  免許取得後、滞在3か月以上の確認は、旅券、外国免許証等によって審査しますので、それを証明するのに必要と思われる出入国証明書や古い旅券、外国免許証等もあれば全て持ってきてください。

2 申請日時・場所

 (1) 運転免許試験場

  試験場においては、休日を除く月曜日から金曜日午前8時45分から午後0時までの間に整理券を配布しています。

  整理券配布数には、上限を設けていますので、時間内にお越しいただいても、お断りさせていただくこともあります。

  午後1時30分までに書類審査を終えた方は、当日、適性試験と知識確認を実施します。

 (2) 東三河運転免許センター

    東三センターにおいては、休日を除く月曜日から金曜日午後1時30分から午後2時30分までの間に受付をし、その後の書類審査を通過すれば、後日、知識確認試験を受けてもらいます。書類審査の受付人数によっては、時間内にお越しいただいても、審査をお断りさせていただくこともありますのでご了承ください。

  東三センターでの知識確認試験は、書類審査確認通過後の月・火・木の午前9時30分から午前11時までの間に受け付けています。

  試験場でも、東三センターでも、日本語が話せない、理解できない人は必ず通訳人を連れてきてください。

3 必要書類

  • 外国免許証
  • 外国免許証の日本語翻訳文(当該免許証を発給した外国等の行政庁または領事機関、または一般社団法人日本自動車連盟(JAF)のいずれかの作成したものに限ります。)

個人や翻訳会社にて作成された翻訳は認められません。

  • パスポート(複数お持ちの人は全て提出してください。)
  • 国籍等記載の住民票の写し(コピーしたものは不可)
  • 6か月以内に撮影した免許申請用写真1枚(無帽・正面・上三分身・無背景・縦3cm×横2.4cm)
  • ブラジル免許証からの切替えの場合、運転免許証の更新記録証明書(プロントアーリョ・ヒストリコ)

4 適性試験、知識確認及び実技確認の実施

  書類審査を通過後、適性試験・知識確認及び実技確認に合格すると運転免許証が交付されます。

  過去に日本の免許を取得していた方は、知識確認及び実技確認が免除されることがありますので、期限切れの日本の免許証又は経歴証明書を提出してください。

 (1) 適性試験

  適性試験は、視力、聴力、色彩識別及び運動能力の試験を行います。

  「めがね」や「コンタクトレンズ」「補聴器」等を使用している方は、必ず、持参してください。

 (2) 知識確認

   知識確認は、日本の基本的な交通ルールについて質問を実施します。

   日本語、ポルトガル語等12言語の中から選択できます。

   いくらブラジルの交通ルールに詳しくても、日本の免許証を取得するためには、日本の交通ルールを知らなければ、知識確認で不合格となります。

  左側通行の日本と右側通行のブラジルでは、異なっているルールもたくさんあります。JAFが販売しているポルトガル語版「交通の教則」で勉強する等して、知識確認に備えてください。

  知識確認の際は、試験官の指示をよく聞いて、落ち着いて問題に答えてください。質問は選択式で、10問中7問以上の正解で合格となります。

  知識確認ルームでは、携帯電話を使用することができませんので、携帯電話の電源を必ず切ってください。知識確認の合格者に対し、実技確認の日時を指定します。

 (3) 実技確認

   実技確認は、運転ができることをチェックするだけではなく、車両に乗車するときから下車するまで、交通法規、運転操作、乗車姿勢等について採点し、その結果が合否となります。

   日本では、例えば、左折しようする場合、合図をしてから左側の安全をバックミラーと自分自身の目でよく確認して、あらかじめ道路の左側に寄るなどの方法により進行します。

  実技確認に合格するためには、日本の交通ルールを正しく理解していることが必要です。しっかりルールを学んで受験しましょう。また、不合格になったときは、試験官からワンポイントアドバイスを受けられます。

  このアドバイスは、日本語で説明しますが、次回にとても役に立つものです。また、再度、実技確認を行うための申請手続き自体もスムーズに進めることができますので、日本語がわからない人は、日本語のわかる人と一緒に来場していただくことをお勧めします。

  実技確認の際には、受験票、運転免許申請書、日本の運転免許証をお持ちの方はその運転免許証、外国籍の方は在留カード、自国の運転免許証、試験車使用料のチケットが必要です。このほかにも、免許の条件に眼鏡等が必要な方は、必ず持参してください。

サンダルなど運転操作に適さない服装や履物では受験できません。

二輪免許受験の方は、ヘルメット・グローブ・ブーツ・長袖シャツ・

長ズボンを着用してください。

  実技確認に合格した場合、即日免許証交付手続きをします。

5 試験に臨むにあたって

  先日、新聞でプロ野球中日ドラゴンズの外国人選手が外国免許による日本免許の取得に挑戦し、日本の免許証を取得したという記事が載っていました。

  記事によると、この野球選手も、日本の交通ルールを一から勉強するため、練習所へ何度も通い、3度目の受験でようやく免許を取得したとのことでした。

  書類審査、適性試験及び知識確認に合格すれば、6か月以内は、実技確認の再受験が可能ですが、外免切替の申請者が増えており、実技確認は混雑している状況です。

  再受験可能な6か月の間に実技確認に合格できず、書類審査からやり直している受験者の方も多くみえます。

  確認は、休日を除いた月曜日から金曜日しか行っておりませんので、不合格となれば、その分、仕事を休まなければならなくなったり、手数料もかさみます。

  確認に臨むにあたって、日本の交通ルールの勉強や練習所での練習を欠かさず、合格を目指してください。

  そして、免許を取得した後は、被害者にも加害者にもならぬよう、安全運転を心がけてください。

6 最後にお知らせです。

運転免許試験場では、建て替え工事のため、来場者用の駐車場が利用できません。試験場へお越しの際は、公共交通機関のご利用をお願いします。

 今日も最後まで聞いてくださってありがとうございました。今日の放送に関する御意見、御質問がある場合は、いつものようにチャット、メール、掲示板等でお知らせください。